【解決済】管理者IDを削除してワードプレスにログインできない時の対処方法、手順まとめ

更新日: 2022年3月12日

管理者IDを消してしまった!ワードプレスにログインできなくなったときの対処法の手順

昨日、ワードプレスの管理者(adminともいう)のユーザーを消してしまってワードプレスにログインできなくなりました。なんとか対処する方法がないか調べた結果、復旧できたので備考録代わりに記事にします。
手順通りに進めれば復活できるので初心者でも安心してください。

この記事を見るべき人

・ワードプレスの管理者IDを削除してしまった
・ワードプレスの管理者の権限を変更してしまって管理者不在になった

こういった方達が管理者としての権限を復活させる方法です。
IDを忘れた場合、パスワードを忘れた場合は対象ではありません。
管理者としてログインできずに困ったという方は以下をご覧下さい。

データベースのアカウントを確認

データベースというと苦手意識がありますが、大丈夫。思った以上に簡単です。
まず、データベースにアクセスするアカウントを確認します。
WordPressをインストールしたフォルダ直下にあるwp-config.phpに書かれているので、メモしてください。
※ 「********」の中に各環境に応じて値が入っています。

———————————————————–

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘********’);
/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘********’);

———————————————————–

phpMyAdminへログイン

phpMyAdminにアクセスしてデータベースを編集していきます。
phpMyAdminには、
レンタルサーバーの管理画面からアクセスできるようになっています。そうでない方はそれぞれの方法で管理画面へアクセスしてください。

筆者はロリポップなのでロリポップを例に操作します。

編集する箇所は3つ

まずは以下の2つのファイルを探してください。
「wp_user」は、ユーザーの作成ファイルです。
「wp_usermeta」は、ユーザーの権限などを設定するファイルです。

編集するために使うファイルは以下の2つ

wp******_user
wp******_usermeta

******の部分はファイル名によります。

実は、筆者の場合は探すのが大変でした。

ワードプレスでホームページを1つしか作成していない方はシンプルに「wp_user」という感じなので迷わないかもしれませんが、筆者はいくつものワードプレスを同じデータベースを使用して作っているため、userファイルが何個もありました

「編集したいファイルはどれだ!」となりました。が、探し方は簡単でした。ワードプレスを作成したときに自動で設定された「テーブル接頭辞」です。

筆者の場合「wp202〜〜〜_」という感じでした。

では、「wp******_user」と「wp******_usermeta」に管理者権限のアカウントを追加していきましょう。

「wp_user」に追加

wp_userのファイルをクリック→「挿入」タブをクリック

各項目を入力します。

入力は以下のようにします。ID、パスワード、メールアドレスはそれぞれご自身のものを入れてください。

ID 空欄
user_login ユーザーID
user_pass パスワード(※ 関数で「MD5」を選択すること!
user_nicename 空欄
user_email 連絡可能なメールアドレス
user_url 空欄
user_registered 関数で「NOW」を選択
user_activation_key 空欄
user_status 0
display_name 空欄

確認したい方は「表示」タブから見れます。
※作成したユーザーの中身を見てもパスワードがランダムになっていますが、「保存」をしない限りご自身で設定したパスワードになっているので安心してください。

なお、ユーザーID(ID列)の値(この例では「8」の値が入っているところ)は次の「wp_usermeta」で使うので覚えておきましょう。

では、次のファイルに移ります。

「wp_usermeta」に追加

ここではやることが2つあります。

一つ目からいきましょう。

wp_user_levelを追加

上記で登録したユーザーIDを使って「wp******_usermeta」に権限に関する2つの項目(wp******_user_levelとwp******_capabilities)を追加していきます。

wp******_usermetaのファイルを探しましょう。

「wp******_usermeta」のファイルをクリック→「挿入」のタブをクリック

umeta_id 空欄
user_id wp_userで登録した「ID」
meta_key wp_user_level
meta_value

10

これができれば「実行」をしてください。

さらにもう一つを挿入していきます。

wp_capabilitiesを追加

上記と同じく「wp******_usermeta」のファイル「挿入」のタブをクリックしてください

umeta_id 空欄
user_id wp_userで登録した「ID」
meta_key wp_capabilities
meta_value

a:1:{s:13:"administrator";b:1;}

これは 「管理者」として登録するための値です。

これで完了です。

WordPress管理画面でログインしてみましょう。

ログイン後にすること

ワードプレスに無事ログインできたとしてもひとつ問題があります。

名前がなくなっています。

これは通常通り、ワードプレスのダッシュボードにある「ユーザー」から編集できます。

「ブログ上の表示名」が空白になっているので、プルタブを開いて設定すればOKです。

管理者を消したときの対処方法まとめ

管理者としての権限を失うとワードプレスにログインできなくなります。そうすると何も手出しできなくなるので、今回の記事の方法で対処してください。手順通りに進めばいいので初心者でもできますね。

今回の記事は「HPCODE」さんの手順を参考に筆者も行なったものです。
かなり古い記事ですが、こういった方法もあるようです。