更新日: 2024年1月19日
士業向けのSEO対策の方法3選
SEO対策は、キーワードを盛り込んだ記事を書けばいいだけではありません。大まかに分けると内部SEO対策と外部SEO対策があり、そこからさらに細分化されます。しかし、本格的なSEO対策は、ひとりの力でできるものではありません。
ここでは難しいことは置いといて、初心者でも効果の出るSEO対策の方法を記述します。
Googleマップに登録する
Googleマップに、士業の事務所を登録することができます。
登録に必要なもの
- Googleアカウント(Googleビジネスプロフィール)
- 事務所の住所(公開されるため自宅は控えた方が良いです)
1.Googleビジネスプロフィールに登録する
アカウント作成後、Googleビジネスプロフィールの登録を行います。
登録する方法は、Googleビジネスプロフィールの登録ページの「今すぐ開始」をクリックして、ビジネス名や住所、電話番号、ウェブサイトなどを、画面の指示に従い入力するだけです。流れに沿って入力すればいいだけなので、誰でもできると思います。
住所を入力する際は、ホームページに掲載している住所と同様の表記にしましょう。無駄な混乱を避けられます。
2.オーナー確認をする
オーナー確認とは、登録されているビジネス情報がオーナーが所有し、正確な内容であるという証拠を確認するものです。
オーナー確認を行うことで、Googleビジネスプロフィールの編集や口コミの返信などを行うことができるので、必ず実施しましょう。
オーナー確認の方法は以下の4つです。
- 電話
- メール
- ハガキ
- Google Search Consoleによる確認
Google Search Consoleによる確認とは、Google Search Consoleに店舗のURLがアカウント認証されている場合に使える方法です。Google Search Consoleでオーナー確認ができます。
Google Search Consoleで即時オーナー登録を行う場合は、「確認コードの入力」は必要ありません。
専門的な記事を書く
Googleでは、E-E-A-Tという考え方が重要視されています。(Google自身がそう発表しています。)
E-E-A-Tとは、Webサイトにおける専門性・権威性・信頼性を意味する言葉です。
E-Experience(経験)、E-Expertise(専門性)、A-Authoritativeness(権威性)、T-Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとってE-E-A-Tです。
専門的(量産できるような記事ではない)であり、権威(社会から認められた存在)があり、信頼性(嘘を書いていないであろう)があるということです。
このE-E-A-Tは、Googleが定める検索品質評価ガイドラインにおいては、「ページ品質評価の最重要項目」と定義されています。
一般的に見て、士業はE-E-A-Tと親和性のある職業です。
経験
昔から言われることですが、経験こそ財産です。経験を記事にしているから価値があるわけです。chatGPTで量産できるような、記事に価値はないと言われています。少なくともSEO対策の効果としては、chatGPTだけに書かせた記事はマイナス効果であるとまで言われています。
表面上、文章として取り繕っていて経験に基づいたものではないからです。
士業がした経験は、一般的に非常に貴重なものです。専門的であり独特な経験だからです。そういった、「あなたにしか書けない記事」にGoogleは価値を見つけています。
よって、SEO対策として、あなたが経験した記事を書くことは非常に重要です。
そうはいっても難しいものではないです。あなたが行った業務を、個人情報等を隠してブログ等の記事にすればいいだけだからです。
専門性
いわずもがな、士業は専門職です。独占業務もあります。非弁行為などに代表される、他の士業でも犯せない領域もあります。
この専門職という専門性は、SEO対策上、他の職業からは喉から手が出るほど羨ましがられるものです。それを、士業は自然と身につけています。(身につけているからこそ士業であるわけです。)
士業であるあなたが、今日行った業務についての記事を書けば、それはとても専門性があるものとGoogleは認識します。(もちろん、個人情報を記載するなど法律・モラル等に反するもの記載NGです)
これを使わない手はありません。
「あなたが自然と身につけている専門性をSEO対策に活かさないのであれば私が活かす」
SEO対策をしているライバル士業はそう考えるでしょう。
権威性
権威性の代表例は、行政機関(市役所)や大学(大学教授)など、まさに権威があるものです。
その他にも権威性があるものは多々ありますが、その中でも弁護士会、司法書士会、行政書士会、なども権威性は高いと思われてます。
つまり、あなたがホームページ上で士業と名乗れていて、登録番号や所属会などを記載できているということは権威性があると推測されます。
さらに、本当の情報かを裏付けるための根拠として、弁護士会、司法書士会、行政書士会などのホームページに名前が載っていたり自身のホームページへリンクが貼られていることは、とても権威性があることと考えられます。
この権威性があることを十分に理解して、自分自身が書く記事には価値があるものと思ってください。
その記事にはSEO対策の効果が大きいのです。必ず役に立ちます。
信頼性
嘘を書いている記事は世の中にたくさんあるでしょう。なんの裏付けもないような、一般のブログ等であれば、好き放題記事を書けます。
それは、信頼性のない記事といえます。
しかし、士業の書く記事は一定の信頼性が担保されています。士業として顔写真、名前、事務所名、所在地、資格、所属会、登録番号などを公開しているからです。
これらを公開しているということは、Googleが「この人は信頼できる」と考えるわけです。
もちろん、所属の弁護士会、司法書士会、行政書士会などに自分自身の名前が載っているなどの裏付けがあると、その信頼性はより強固なものになります。
「Googleはそんなことまで調べるのか?」ここまで読んでそう思った人もいるでしょう。
もちろん調べています。ほぼ全てがAIで調べられています。相手は世界のGoogleです。技術の最先端中の最先端です。調べられないわけがありません。
SNSをはじめる
SNSとは、エックスやブログなどのことです。
SNSには直接的なSEO対策の効果はありません。ただし、サイテーションによる効果があります。
サイテーションとは、SNS上で「サイト名をテキストとして記述したり、特定のサイト名やブランド名を記載している状態」です。これを、「サイテーション(直訳すると引用や言及といった意味)」と言い、間接的にSEO効果が期待されると注目されています。
SEO対策になる理由は、Googleは順位改善の要素として「知名度」があり、「サイテーション」を知名度として評価を加味しています。つまり、知名度が上がると指名検索が増え、結果的にSEO効果が期待できるというわけです。
また、SNS自体にホームページのリンクを貼って、SNSからの流入を期待することもできます。SNSからの流入は、自然訪問と違って、あなたに興味を持っている可能性が高いです。つまり、集客効果が高く、お問い合わせに繋がる可能性が高いのです。
ブランディングのためにSNSをやっている士業もいると思いますが、SEO対策としての効果もあります。
SNS上では、名前を公開したりホームページのリンクをさりげなく貼るなどして、SEO対策の効果を狙うといいでしょう。
士業向けのSEO対策の方法まとめ
誰でも始められる士業のSEO対策を3つ紹介しました。
時間と手間がかかるものもありますが、はじめに書いた通り、SEO対策は簡単なものではありません。
しかし、1人でも時間と手間をかければ少しずつSEO対策が進みます。1年間続けるだけで見違えるほど検索順位が上がって、売り上げアップに寄与する可能性は十分にあります。
ブログ感覚でも良いと思うので、SEO対策をはじめましょう。
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