更新日: 2023年11月3日

真似すればOK!
士業の自作ホームページの作成方法 vol.1

こんな人に役立ちます

・士業でまだホームページがない
・なるべくお金をかけずに自作したい

士業の方で「いつかはホームページを作らないとな~」と思っている方は多いと思います。
特に開業直後の方はそれが顕著でしょう。しかしお金はかけたくない!が本音ですよね(笑)。

そこで少しでも「ホームページを作りたい!」という意欲を持ってこのページを見ている士業の方に素人でもできる自作ホームページの方法無料で公開します。

この講座を真似するだけで作れるようにしますので是非ご覧ください。

vol.1の目標

・独自ドメインとレンタルサーバーの取得
・独自ドメインとレンタルサーバーを連携する方法

ホームページを持つためにまず必要なもの

ホームページを持つためには2つ必要なものがあります。

  • 独自ドメイン
  • レンタルサーバー

これがないとホームページが持てないのでもう必須です。

どちらも有料ですが、年間5000円程度で抑えられるようにホームページ作成のプロが本気で選びました。
士業のホームページ作成の場合にコストパフォーマンスが最高になるように考えていますので、他の人に聞いてもこの組み合わせでOKと答えるでしょう(何百ページにもおよぶ大規模なホームページ作成は想定していません)。
全くの無料にはできないので、完全無料をお考えの方は諦めてください。

完全無料で士業向けのホームページを作る方法

完全無料のレンタルサーバー・ドメインを使って、1円もかけずにホームページを作成する方法をまとめています。

  1. 完全無料で士業用のホームページを作成方法vol.1」の記事
    →無料サーバ、無料ドメイン、ワードプレスを入れました。
  2. 完全無料で士業用のホームページを作成方法vol.2」の記事
    →テンプレート(テーマ)を入れました。サイトの基本情報、トップページの画像を編集しました。
  3. 完全無料で士業用のホームページを作成方法vol.3」の記事
    →プラグインを入れました。新規ページを作成してメニューを増やしました。

完全無料のメリット・デメリット

  • メリットはもちろん無料という点です。
  • デメリットはサービスがいつ終了するか分からない、独自ドメインによるメールが使えないといった点です。

ホームページが消えてしまっては元も子もないという考え方をすると、年間5000円程度でリスクヘッジできるのであれば有料の価値はあります。

ドメインは「ネット上の住所」、独自ドメインと共用ドメインがある

ドメインとは、ネット上の「住所」みたいなものです。
現実世界で全く同じ「住所」は2つとありません。
ネット上でもそれは同様です。
全く同じドメインは2つとないため、他人が既に取得しているドメインはもう取得することができません(他人がそのドメインの使用を止めて引っ越してくれない限り順番待ち状態になります)。

話すと長くなって講座の趣旨から外れますので、ドメインについて気になる方は「ドメインとは」、「独自ドメインと共用ドメインの違い」でググってください。
なお、「独自ドメイン」と書くとくどいので今後は「ドメイン」とだけ書きます。

ここまでのポイント

・独自ドメインを取る。お名前.comというサービスで取れる。取り方は次項目で。
・「.com」か「.net」がおすすめ。
・独自ドメインでも金額は年間でも100円~1000円程度。

独自ドメインを取得するなら【お名前.com】

 

お名前.com

簡単に独自ドメインを取得するなら一番の有名どころであるお名前.comで良いかと思います。
独自ドメインはどこで取得しても品質に差が出ないので別会社で取得しても良いですが、お名前.comはとんでもなく安いためお勧めです。安すぎてびっくりします。

独自ドメインの取得方法は簡単

  1. 欲しいドメインが取れるかチェック

    お名前.comのホームページへ行き上記画像の検索ボックスに自分が取得したいドメインのを入力して検索をクリック

  2. ドメインの決定 

    1で検索したものの中で空いているのか、もうすでに他の人が取得しているのか表示されます。
    チェックボックスにチェックが入れれるようであれば空いているので「.com」か「.net」にチェックを入れて「申込みへ進む」をクリックして購入の画面へ進みましょう。お名前.com申し込み
    もしも、空いていない場合は残念ながら別の「○○」部分を考えるしかありません。
    文字列を逆にしてみたり別のものを考えたりしてください。

  3. 以降は画面に従って行けばOK

    払い忘れのないようにクレジットカード決済にしておくことをお勧めします。
    なんせ年に1回しか払わないため、払い忘れてしまい「いつの間にかホームページが表示されなくなっちゃった」というのはあるあるです。

    なお、「whois情報公開代行」は無料で代行してくれるので代行してもらうようにしておきましょう(デフォルトで代行してもらうようになっています)。
    「whois情報公開代行」をしてもらわければ、自分の住所等がネット上に公開される可能性があるので必ず代行してもらいましょう。
    (外部リンク:Whois情報公開とは

以上で独自ドメインの取得は完了です。

次はレンタルサーバーの話に移ります。

 

レンタルサーバーは「ロリポップのライトプラン」

レンタルサーバー

ロリポップレンタルサーバー

レンタルサーバーとは「土地」みたいなものです。
レンタルサーバーにホームページの画像やHTMLファイルなどのデータ(家)を置くことによってホームページを表示させることができます。

レンタルサーバー会社は数多くありますし迷うところですが、

  • 初心者向け
  • 安さ
  • 安定性・安全性
  • 知名度の高さ(ネット上に情報が多く載っている)

からロリポップが良いでしょう。

しかもライトプランであれば次回の講座で紹介する、ホームページを簡単に作ることができる「ワードプレス」を使える上に月額250円と格安なのでお勧めです。

必ずライトプランにしてください。理由は、ワードプレスの「簡単インストール」が使えるようにするためです。これが使えるとぐっと楽になります。

レンタルサーバーのポイント

・ロリポップのライトプランがお勧め
・ライトプランは月額250円でワードプレスが使える
・ワードプレスの簡単インストール機能もあるので初心者でも楽チン

ここまでの設定で上手くいかない士業の方はこちらへ

レンタルサーバーの取得方法も簡単

  1. 申し込みへ

    ロリポップレンタルサーバー のホームページへ行き画像にある画面右上の「お申込み」をクリック

  2. ライトプランを選択

    ライトプラン」の項目で「選択する」をクリック
    ロリポップ申込み

  3.  アカウント名などを決める

    「アカウント名」と「」を決めます。

    ロリポップ申込み2

    『アカウント名とドメインの組み合わせが、
    あなたのホームページURLになります。』と表示されていますが、これは共用ドメインのことです。実際に使うのは独自ドメインのほうなので関係ないです。テキトーに決めてもかまいません。
    ただし、ログインするためのIDとパスワードになるので、いずれも覚えやすいものにしましょう。
    私も「自分のあだ名」+「.main.jp」という特に意味はないが覚えやすいもので取得しています。

  4. パスワードとメアドを入力

    続けてパスワードとメールアドレスも入力します。以降は手順通り進めば完了です。

独自ドメインとレンタルサーバーを連携させよう

実は独自ドメインとレンタルサーバーは連携させなければ上手くホームページが表示されません。
この連携方法は初心者には難しく感じるところなので画像付きで詳しく説明します。

レンタルサーバーに独自ドメインを設定する

レンタルサーバーに独自ドメインを取り込むようなイメージの設定をしていきます。

1.ロリポップの設定画面へ

「サーバーの管理・設定」 → 「独自ドメイン設定」へ進む

独自ドメインの設定1

2.独自ドメインの登録

独自ドメインを登録するため「独自ドメイン設定」へ進みましょう。下記画像のボカしている部分は無視してください。

独自ドメイン設定2

3.独自ドメインの情報を入力する

「設定する独自ドメイン」にお名前.comで取得した独自ドメインを入力します。

「公開(アップロード)フォルダ」は空白でも構いません。
しかし、後々いくつかのホームページを作成することと考えて「wordpress」という名称にしておきましょう。
いくつかホームページを持つ時に整理ができているので便利になります。

独自ドメイン設定3

あとは設定が間違っていないか確認して画面通りに推移すれば設定は終了です。

1時間〜1日程度の時間が経たなければ設定が反映されませんので、他のことをして待ちましょう。

ロリポップのネームサーバーを確認する

ネームサーバーってなに?という方は
外部リンク:ネームサーバーとは?
をご覧ください。
ただし、難しくてIT用語満載のため理解する必要は全くありません。
設定の方法だけ分かればOKなので以下で設定方法を説明します。

 

1.ネームサーバーの確認

まずはロリポップのネームサーバーを確認しましょう。以下の2つです。後に使うためコピぺしておいてください。

プライマリネームサーバー uns01.lolipop.jp
セカンダリネームサーバー uns02.lolipop.jp

この2つのネームサーバーをお名前.comへ設定して連携させていきましょう。

2.お名前.comで設定する

お名前.comのお名前.com NAVIにログインします。

お名前.comログイン

3.ネームサーバーの設定画面まで推移する

a.左上のメニューから「TOP」をクリック
 「更新手続きをお忘れではございませんか?」というポップアップが出現するかもしれませんが、今回は関係ないので「更新画面から移動する」を選択して下さい。
  b.TOPページに移動しますので「ネームサーバーを設定する」をクリック

ネームサーバー手順

 

4.設定するドメインを選択

「1.ドメインの選択」の項目は、自分が取得したドメインにチェックを入れます。普通は1個しか表示されないでしょう。

ドメイン選択

5.「ネームサーバーの選択」画面にロリポップにあった2つの情報をコピぺする

「2.ネームサーバーの選択」の項目は
 a.「その他」のタブに切り替える
 b.「その他のネームサーバーを使う」にチェックを入れる
 c.「ネームサーバー1」と「ネームサーバー2」に先ほど見たロリポップの2つのネームサーバーをコピペする。
  

ネームサーバー選択

6.最後に「確認」→「OK」へ進めば設定完了です。
設定完了には少し時間がかかります。設定完了のメールを待ちましょう。

 

まとめ

今回のまとめ

1.独自ドメインは名刺に載せるので自分に合うものを選ぶ(悩みすぎに注意)
2.独自ドメインとレンタルサーバーの費用を合算しても年間で5000円前後
3..連携は難しく思えるが手順通り進めばOK

ここまでの設定で上手くいかない士業の方はこちらへ

初心者向けに押さえるべきポイントを押さえる説明を踏まえたため長くなりましたが、以上でホームページを表示させる一歩手前まで来ました。

ここまでくればあとは本格的にホームページ作りに取り掛かるだけです。

今まで分からない!と放置していたホームページをスタートさせる感覚はいかかでしょうか。
もしかすると士業を資格を取った時の受験生時代を思い出して苦い顔をしている方もいるかもしれません。
しかし安心してください。
これは試験ではありません。
ちゃんとこの講座で手順通りに解説していきます。

次回では本格的にホームページを公開させる手順に入ります。
いよいよあなたのホームページを日本中、いや世界中に発信します。

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