更新日: 2023年11月13日
相続があった時にしなければならない手続きの流れと順番
相続があったときにしなければならない手続きの流れは、以下のとおりです。
順番も参考にしてください。
なお、難しく煩雑な手続きも多いです。専門家(弁護士、税理士、司法書士、行政書士)を頼ることも検討しましょう。
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相続人の確定
戸籍謄本や戸籍抄本などを取得して、法定相続人を確認します。
遺言書がある場合は、遺言者の意思に従って相続人を決めます(指定相続分といいます)。
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財産目録の作成
相続発生時点での被相続人の財産と債務を洗い出して、金額を付けて計上します。
不動産や預貯金、株式、生命保険などの財産と、住宅ローンやカードローン、税金などの債務を調べます。
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遺産分割協議
相続人同士で話し合って、相続財産の分け方を決めます。
遺言書がある場合は、遺言書の内容に従って遺産分割をします。遺産分割協議には、全ての相続人の合意が必要です。合意が得られない場合は、家庭裁判所に遺産分割調停や遺産分割裁判を申し立てます。
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相続税の申告
相続財産の純額が基礎控除額(3000万円+600万円×法定相続人数)を超える場合は、相続税の申告が必要です。相続税の申告は、相続発生後10か月以内に行わなければなりません。
なお、相続税の申告は、税理士に依頼するのが一般的です。
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財産の名義変更
相続財産の中に不動産や自動車、預貯金、株式などがある場合は、相続人の名義に変更する必要があります。不動産の名義変更は、法務局で相続登記を行います。
相続登記は、司法書士に依頼するのが一般的です。
自動車の名義変更は、運輸局で行います。預貯金や株式の名義変更は、各金融機関や証券会社で行います。
以上が、相続があったときにしなければならないことの一般的な手続きの流れです。
相続には様々な法律や税金の知識が必要ですし、相続人間でのトラブルも起こりやすいので、注意が必要です。
相続をサポートするホームページの比較5選
相続は誰にでも関係する重要なテーマですが、上記のように、相続手続きや相続税の申告、遺産分割や遺言書の作成など、相続にまつわる対策や知識は多岐にわたり、専門的で複雑です。
そこで、相続に関する情報やサービスを提供するホームページを利用すると、相続に備えることができます。
しかし、相続をサポートするホームページは数多くあり、どのホームページが自分に合っているのか、どのような特徴やメリットがあるのか、一目で分かるものではありません。
そこで、この記事では、相続をサポートするホームページを5つ集めて比較し、それぞれのおすすめのポイントを紹介します。
ホームページのタイトル | おすすめのポイント | 対象地域 |
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遺産相続対策や手続きをサポートするポータルサイト|相続会議 |
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全国 |
相続や遺言のご相談なら全国相続サポートセンター |
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全国 |
法務省:不動産を相続した方へ ~相続登記・遺産分割を進めよう~ |
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全国 |
相続のトラブル解決なら相続トラブル110番 |
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全国 |
相続税の申告・節税対策なら相続税の専門家に相談|相続税のプロ |
|
全国 |
まとめ
この記事では、相続が起こってからの必要な手続きと、相続をサポートするホームページを5つ集めて比較し、それぞれのおすすめのポイントを紹介しました。
相続に関する情報やサービスは多種多様で、自分の状況や目的に合わせて選ぶことが大切です。
相続に備えることは、自分の財産や家族の幸せを守ることにつながります。